臨床精神医学第52巻第8号

産業医としての精神科医

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  • 高野 知樹(神田東クリニック)
  • 発行日:2023年08月28日
  • 多くの企業において,労働者の長期休業理由の疾病分類で最多なのは精神疾患である。そしてその傾向は年々強まるばかりである。そのため産業医の専門が精神医学ではなくても,産業医業務としてメンタルヘルス対策にかかわらずにはいられない状況にある。また厚生労働省を中心とした行政施策としても合理的配慮,両立支援という概念も取り入れられ,さらに経済産業省においても健康経営が推進されており,そこでもメンタルヘルス対策が重視されている。産業医は職場環境などの調整に関する意見を本人や管理者などに述べ,病状の増悪要因にもかかわっていけるため,事業場内の医療職が,医療現場とは違う立場である意識を持つことに留意すれば,蓄積された精神科医としての臨床経験を活かせる場が大いにあると考える。組織対応,個別対応など,見方によっては集団精神療法的な概念も活用できるかもしれない。

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Industrial physician activities as a psychiatrist
高野 知樹
医療法人社団弘冨会神田東クリニック