臨床精神医学第52巻第8号

外務省医務官としての精神科医

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  • 吉田 常孝(外務省診療所)
  • 発行日:2023年08月28日
  • 外務省医務官の業務は,外務本省と在外公館に勤務する外務省職員の健康管理医すなわち産業医である。国家公務員の健康管理制度は国家公務員法と人事院規則の適用を受け「健康管理医(産業医)」を置くことが定められている。外務省には本省職員と在外職員がいる。在外公館医務官の主な業務は担当地域の在外職員の健康管理とプライマリケアである。また「海外邦人援護活動」として在留邦人や邦人旅行者の救急医療や災害等に被災した邦人に対して医療面で支援することも求められることがある。本省勤務の健康管理医(医務官)は本省職員の健康管理と共済組合診療所の診療に携わる。長期病気休暇事例のほとんどが「メンタルヘルス」の問題であるため,外務省医務官には「産業医としての素養」と「職場のメンタルヘルス不調」に対応できるだけの精神医学の知識と経験を求められる。そのため精神科医としてのキャリアは非常に有用であり期待されている。

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The role of psychiatrists as medical attaches in the Ministry of Foreign Affairs
吉田 常孝
外務省診療所