臨床精神医学第52巻第8号

精神保健福祉センター等の公的機関の仕事

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  • 白井 有美・他(東京都立中部総合精神保健福祉センター)
  • 発行日:2023年08月28日
  • 精神保健福祉における体制整備,審査判定,指導監督等は,精神保健福祉法(以下,法)等に基づき自治体により役割分担して計画的に推進される。とりわけ精神保健福祉センターは法に基づきすべての都道府県・政令指定都市に設置され,複雑困難な精神保健福祉相談や技術援助,調査研究,精神障害者保健福祉手帳の等級判定や精神医療審査会事務等を通じて自治体の精神保健福祉の総合的技術センターの役割を担い,ほとんどのセンターに精神科医が勤務する。その他,都道府県等の本庁において,措置入院制度の運営,精神科病院の指導監督,精神科救急医療体制整備,医療計画や障害福祉計画等の検討,医療団体との調整などに従事する精神科医もある。2022年の法改正で病院での虐待防止や医療保護入院の見直し,地域での包括的支援等が規定されたこともあり,公的機関の経験のある精神科医の重要性が高まるとみられ,自治体と医療機関等との人事交流の促進が望まれる。

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Psychiatrists who work at mental health and welfare centers and other local administrative agencies
白井 有美*1,2 檀上 園子*1,2 川瀬  愛*1 小松 美和*1,2 西 いづみ*1 熊谷 直樹*1,2
*1東京都立中部総合精神保健福祉センター
*2公益財団法人東京都医学総合研究所