臨床精神医学第52巻第1号

(日本版)自傷・自殺未遂レジストリの構築

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  • 大内 衆衛(いのち支える自殺対策推進センター)
  • 発行日:2023年01月28日
  • 〈抄録〉
    自傷・自殺未遂の経験は自殺による死亡に関して,最も重要な単一の予測因子である。しかしながら,2013年のIASP(International Association for Suicide Prevention)とWHOの合同調査では自殺未遂に関する情報が登録されているレジストリを保持する国は僅か18 % であった。そこで2016年にWHOは「Practice manual for establishing and maintaining surveillance systems for suicide attempts and self-harm」というレジストリ構築のための手引きを発行した。この手引きを参考にわが国においても,2021年に「(日本版)自傷・自殺未遂レジストリ」構築への取り組みが開始された。その後当該レジストリについては2022年10月に一括倫理審査が実施され,倫理審査で承認が得られた48の共同研究機関がレジストリの構築を経て研究に着手することになった。全国の救命救急センターには是非とも当該レジストリの構築および共同研究への参加をお願いしたい。

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Construction of Japan registry on self-harm and suicide attempt
大内 衆衛
厚生労働大臣指定法人・一般社団法人いのち支える自殺対策推進センター自殺未遂者支援室