臨床精神医学第51巻第10号

うつ病治療のメタ解析

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  • 田近 亜蘭・他(京都大学)
  • 発行日:2022年10月28日
  • 〈抄録〉
    うつ病治療に関して,日々,数多くのメタ解析論文が出版されている。従来の1対1の直接比較の“ペアワイズメタ解析”だけでなく,直接比較と間接比較を合わせて解析し,治療効果の順位をつけることのできる“ネットワークメタ解析”,個々の論文の元データまで立ち返って,個人データのレベルで統合させる“個人データメタ解析”,治療に含まれる要素の効果を比較する“要素メタ解析”,薬剤の用量と効果の関係をみる“用量-反応メタ解析”といった応用型のメタ解析が行われるようになってきた。これらの新しいタイプのメタ解析の登場により,きめ細やかな臨床判断をするためのデータの解釈が可能となってきている。本稿では,メタ解析論文の検索方法について説明したうえで,その中からさまざまなタイプのメタ解析論文を5本ピックアップし,それらを紹介しながら,うつ病治療の全体像について考えていきたい。

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Meta-analysis of depression treatments
田近 亜蘭 古川 壽亮
京都大学大学院医学研究科社会健康医学系専攻健康増進・行動学分野