臨床精神医学第51巻第10号

うつ病のPrecision Medicine研究─Pharmacogenomics(PGx)を中心に─

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  • 加藤 正樹(関西医科大学)
  • 発行日:2022年10月28日
  • 〈抄録〉
    Precision Medicineとは,遺伝背景・バイオマーカーやパスウェイほか,患者の詳細な臨床背景・疫学因子などに基づき,データサイエンスを駆使し,精密な医療を行うことを目指した概念である。その根幹を形成する学問でもあるPharmacogenomics(PGx)は1980年代後半にジェノタイピングによりcytochrome P450(CYP)ファミリーの表現型の分類が可能になったことで幕を開けた。それから30年あまり経過した現在,この分野の研究はどこまで進んでいるのだろうか? 本稿では,それらを概観すべく,精神科PGx黎明期からの歴史的経緯を,まずはじっくりと振り返ってみたい。そして,CYPファミリーの現在,PGx testingとは? GWASの現在,ゲノム以外のPrecision Medicineの現在と章を立て,最新の研究を紹介するとともに今後の展望を考えてみたい。

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Precision medicine in depression. Focusing on pharmacogenomics (PGx)
加藤 正樹
関西医科大学精神神経科学教室