肝胆膵第83巻第4号

自己免疫性膵炎自己抗体としての血清バイオマーカー(laminin 511)

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  • 塩川 雅広(京都大学)
  • 発行日:2021年10月28日
  • 〈要旨〉
    われわれはこれまで,自己免疫性膵炎患者において,約半数の患者さんがラミニン511-E8に対する自己抗体,抗ラミニン511-E8自己抗体を有していることを発見し,臨床症状と関連することも明らかにした.また,ラミニン511-E8をマウスに免疫することにより,自己免疫性膵炎の病理像に合致する膵病変が形成されることを示した.これらの結果より,ラミニン511-E8が病因をなす自己抗原であることが示唆された.今後,前向き試験などで,AIPの診断・病勢評価などのバイオマーカーとして抗ラミニン511-E8自己抗体が有用であるか,さらに検証していく必要がある.

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Anti-laminin 511-E8: new potential biomarker for autoimmune pancreatitis
塩川 雅広
京都大学大学院医学研究科消化器内科学講座