肝胆膵第83巻第4号

進行肝細胞癌の血清バイオマーカーと薬剤選択

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  • 小玉 尚宏,他(大阪大学)
  • 発行日:2021年10月28日
  • 〈要旨〉
    進行肝細胞癌に対して現在,複合免疫療法を含む6種類のレジメンが使用可能である.一方,各薬剤の奏効率は3割以下であり,肝予備能からすべての薬剤を使える症例はわずかである.そこで症例に応じて最適な薬剤を選択する“個別化医療”に必要な効果予測血清バイオマーカーの探索が行われてきたが,現在実臨床ではAFPのみが用いられている.FGF21,ANG2などがその候補として報告されているが,さらなる前向きな検討が必要である.われわれは最近レンバチニブの新たな治療効果予測血清バイオマーカーとしてST6GAL1を同定した.今後のさらなる複合免疫療法時代を見据えて,腫瘍免疫微小環境を反映した血清バイオマーカー開発が望まれる.

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Serum biomarkers predicting efficacy of molecular targeted agents and immunotherapies in advanced HCC
小玉 尚宏 竹原 徹郎
大阪大学大学院医学系研究科消化器内科学