臨床精神医学第49巻第7号

てんかんと妊娠,出産

電子書籍のみ

  • 山田 了士・他(岡山大学)
  • 発行日:2020年07月28日
  • 〈抄録〉
    近年は知見の集成と啓蒙の効果によって,てんかんのある女性で妊娠出産する人の数は多くなった。成人に多い若年性ミオクロニーてんかんや側頭葉てんかんなどでは断薬することが困難であるため,抗てんかん薬を服用しながらの出産,育児となる。妊娠中の発作のリスク,抗てんかん薬の毒性,葉酸摂取,不妊治療,出産,授乳,育児などに関するさまざまな知見が日々生まれており,医療者はこうした知識をアップデートしておかなければならない。妊娠可能な女性には10代の頃から状況に応じた情報を伝え,妊娠が現実的になれば十分に時間をとって知識を共有しつつ,彼らが不安に思っていることに耳を傾けるというカウンセリングを必ず行っておきたい。

電子書籍のご購入

1,324円(税込)

決済方法:クレジットカード
ご購入には会員登録が必要です
電子書籍の返品はできません

カートに入れる

デモ版ご確認のお願い

初めて電子書籍をご購入される際は、事前にデモ版をご覧いただき、ご利用される環境での動作確認を行ってください。

デモ版を見る

電子書籍の閲覧にはインターネットに接続された環境が必要です。オフラインではご利用いただけません。

電子書籍の動作環境

お気に入り登録にはログインが必要

詳細

Management of pregnancy and delivery in epilepsy
山田 了士*1 三島 桃子*2 深尾 貴志*3 松本 洋輔*4
*1 岡山大学大学院精神神経病態学
*2 岡山大学病院精神科神経科
*3 万成病院
*4 岡山大学病院ジェンダーセンター