臨床精神医学第48巻第3号

芸術療法:その近接領域としての保育─乳幼児期の発達を保障する芸術活動─

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  • 山田 眞理子(子どもと保育研究所 ぷろほ)
  • 発行日:2019年03月28日
  • 〈抄録〉
    保育における子どもの表現活動を,表現療法的子どもの視点から見直したとき,それは優れて治療的であり発達促進的である。子どもたちは保育活動の中で,絵画,音楽,粘土,造形,運動あそび,劇あそび,ことばあそび,砂あそび…など,芸術療法に極めて近い活動を日々行っている。そして,すべての表現は,身体の発達を促すとともに,こころの表現としての側面を持ち,子どもの心の風通しを促す。また一方で,乳幼児期は統合失調的な状態やうつ的な状態,こだわる時期などを経て成長していくことを考えると,日常的に受容的・治療的視点が必要な時期であり,日常の空間の守りによって,治療に至らずに収束していくのが成長なのだろう。本論では,その中でも日常の保育全体に関わる「ドラマに生きる」保育実践を紹介しながら,治療的意義を持つ保育展開を支える条件と必要性について述べる。

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Art-therapy and activity for young children -Expressive activities help development of young children-
山田 眞理子
子どもと保育研究所 ぷろほ