肝胆膵第79巻第2号

ラムシルマブの有害事象とその対策

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  • 林 康平,他(国立がん研究センター東病院)
  • 発行日:2019年08月28日
  • 〈要旨〉
    REACH-2試験で観察された主な薬剤関連の有害事象は,高血圧(16.2%),疲労(14.7%),蛋白尿(13.7%),嘔気(11.6%),出血(10.6%)などであった. 5%以上の頻度で出現したGrade 3以上の薬剤関連有害事象は,高血圧のみであり,比較的に安全性が高い薬剤である.しかし,治療薬と関連した死亡例は1.5%(急性腎障害,肝腎症候群,腎不全の各1例)も認めているほか,重大な薬剤関連有害事象として,肝機能障害(8.6%),infusion reaction(6.5%),動脈血栓塞栓症(2.0%),静脈血栓塞栓症(0.5%),肝性脳症(1.0%),消化管穿孔(0.5%),可逆性後白質脳症症候群(0.5%)が認められており,適切な有害事象マネジメントが重要である.

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Adverse events of ramucirumab and their countermeasures
林 康平 池田 公史
国立研究開発法人国立がん研究センター東病院肝胆膵内科