臨床精神医学第46巻第1号

精神科リエゾン─診療報酬の改定と今後の課題─

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  • 小石川 比良来(亀田総合病院)
  • 発行日:2017年01月28日
  • 〈抄録〉
    平成24年度から5疾病5事業時代に入り一般医療と精神医療の連携の重視が鮮明になった。その中で精神科リエゾンチーム加算が登場し大きな波紋を広げた。当初は報酬額の少なさや施設基準の厳しさから算定施設数の伸びはゆっくりしていたが,平成28年度診療報酬改定で精神科急性期医師配置加算の施設基準の要の要件となり,さらに総合入院体制加算2&3の施設基準に組み込まれることで飛躍的に加算施設数が増加し存在感を増した。精神科リエゾンチームを一般医療と精神医療の連携を推進するためのfunctional unitとすると,これは総合病院精神科の評価を診療報酬上,直接的評価と間接的評価,二つの面から進めることを意味している。診療報酬の側から総合病院精神科医療の新たな位置づけと可能性を示唆していると考える。

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Psychiatric liaison −revision of examination fee and subsequent problems
小石川 比良来
亀田総合病院心療内科・精神科