臨床精神医学第45巻第11号

研究報告 思春期境界性パーソナリティ障害,広汎性発達障害合併例に対する自殺再企図防止のためのアプローチ

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  • 加藤 晃司(和光医院)
  • 発行日:2016年11月28日
  • 〈抄録〉
    今回筆者らは,自殺企図で救命救急センターに搬送された境界性パーソナリティ障害(borderline personality disorder:BPD)と広汎性発達障害(Pervasive Developmental Disorder:PDD)を合併した患者に対して退院後に外来治療を行い,2年以上自殺の再企図を防止している症例を経験した。症例の治療を通じて,思春期BPD,PDD合併例の生育歴の特徴,自殺再企図防止を目的とした治療的アプローチについて考察した。思春期自殺企図症例の中にはBPDと診断することができるが,PDDを合併しているケースが少なからず存在すると思われる。そのような症例の中からPDDを適切に診断することで,典型的なBPDとは異なった治療的アプローチを行い効果的に治療を進めることができる可能性が示唆された。

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The prevention of repeated suicide attempts among adolescent with borderline personality disorder complicated with pervasive developmental disorder
加藤 晃司
医療法人永朋会和光医院