臨床精神医学第45巻第10号
当事者目線から行うウェブサイトでの精神科医療の見える化
電子書籍のみ

- 宇田川 健(地域精神保健福祉機構・コンボ)
- 発行日:2016年10月28日
- 〈抄録〉
会員からの相談電話がきっかけになり,会員アンケートにより,43%の当事者が納得できる精神科医に出会うまでに5年以上かかっていることが判明した。また,がん医療を私が経験したことにより,医療の均てん化,標準化が行われ,クリティカルパスに従って入院医療は進み,治療計画・医療契約に基づくがん医療が行われていることを知った。これらがきっかけになり,精神科医療にも均てん化,標準化,クリティカルパスの導入が必要だと考える。その第一歩としてNPO法人コンボでは,ウェブサイト上で精神科医療の可視化=見える化を目指してシステムを作り始めた。コンボの会員からの記名式のアンケートを募り,医療機関のデータベースの25%から見える化が始まり,ウェブ上でシステムを組んだことで,日々データは更新されている。今後は当事者の人生で起こることすべてに選択肢を広げるために精神科医療・保健・福祉のすべてを可視化するシステム制作を視野に入れている。
詳細
Visualization of psychiatric hospital and clinic from consumer perspective
宇田川 健
認定NPO法人地域精神保健福祉機構・コンボ