臨床精神医学第45巻第4号

アミロイドイメージングによる認知症の診断

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  • 舘野 周・他(日本医科大学)
  • 発行日:2016年04月28日
  • 〈抄録〉
    認知症を呈する病態は多彩であり,MRIやSPECTなどの画像検査は認知症診断の感度は良いものの,変性性認知症の病態を捉えているわけではない点が欠点であった。近年開発されたアミロイドイメージング製剤は陽電子断層撮像法(PET)と組み合わせて使用することで,アルツハイマー型認知症の診断において感度92%,特異度95%と臨床診断基準,脳脊髄液による検査と同等の感度かつより高い特異度を示した。また病理所見との一致率においても感度92〜96%,特異度100%と高く,病態をより正確に捉えられる検査方法として,わが国においても製造承認されている。現在は非アルツハイマー型認知症の鑑別診断あるいは抗アミロイド療法治験における被験者選択,治療効果評価指標として用いられている。今後,精神科領域においても非アルツハイマー型認知症だけでなく,うつ病などによる仮性認知症との鑑別診断などに用いられることが期待される。

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Diagnosis of dementia by amyloid imaging
舘野 周 大久保 善朗
日本医科大学精神医学教室