臨床精神医学第45巻第4号

  • 特集/認知症の診断と治療:最近の進歩
  • 発行日:2016年04月28日
  • 〈企画趣旨〉
     アルツハイマー病の治療薬にはコリンステラーゼ阻害薬などがあるものの,すべて神経伝達系に作用する薬剤で,対症療法にとどまる。βアミロイドペプチドの沈着を端緒とするアミロイド・カスケードそのものに根治的に作用する治療薬の開発が,この20年間世界中で進められてきたものの,必ずしも成功には結びついていない。一方で,画像診断技術の進歩により,脳構造や脳機能の詳細な評価が可能になり,さらには,従来は病理所見でしか評価できなかった脳内アミロイドやタウの評価も可能になった。このような診断法の進歩は,認知症の分子病理に基づく診断の重要性を再認識させるとともに,認知症の早期診断と早期介入を可能としており,認知症の発症機構そのものに介入するような革新的な治療法の開発を期待させてくれる。このような認知症の診断と治療の最近の進歩を,それぞれのご専門領域から概説,紹介して頂きたく本特集を組んだ。

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〈目次〉
異常蛋白沈着症としての認知症の分子病態 (藍野大学)武田 雅俊
ゲノム解析による認知症の臨床・病態解明 (新潟大学)原 範和・他
認知症のバイオマーカー─髄液および血液─ (大阪大学)田上 真次・他
認知症の危険因子と防御因子 (九州大学)小原 知之・他
SPECTとMRIの認知症の画像診断:診断法の進歩 (東邦大学医療センター大森病院)水村 直
アミロイドイメージングによる認知症の診断 (日本医科大学)舘野 周・他
タウイメージングによる認知症の診断 (量子科学技術研究開発機構放射線医学総合研究所)島田 斉・他
認知症治療を目指したタウ標的薬剤の開発 (福島県立医科大学)添田 義行
前頭側頭葉変性症の異常蛋白沈着機構 (大阪大学)森 康治
前頭側頭葉変性症の診断と治療 (大阪大学)吉山 顕次・他
レビー小体型認知症の診断と治療 (横浜南共済病院)近藤 大三・他
血管性認知症の診断と治療 (秋田県立脳血管研究センター)山﨑 貴史・他
嗜銀顆粒病の診断と治療 (岡山大学)池田智香子・他
シリーズ/日本の精神医学を築いた人々〔第6部〕
神谷 美恵子─ハンセン病診療に打ち込んだ多才な精神科医─ (帝京大学名誉教授)風祭 元
シリーズ/現代精神医学の視点・論点(第2シリーズ)
出会い,つながり,幅広い経験を (横浜市立大学)青山 久美
研究報告
言語症状から非けいれん性てんかん重積と診断した2症例 (東京都立多摩総合医療センター)佐々木雅明・他
ギャンブル症者100人の臨床的実態(続報) (通谷メンタルクリニック)森山 なりあきら