臨床精神医学第54巻第3号

双極症における幻覚症状と治療

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  • 寺尾 岳(大分大学)
  • 発行日:2025年03月28日
  • 〈抄録〉
    双極症の幻覚について,その特徴や症例報告,うつ病や統合失調症との比較,遺伝や児童期の逆境体験の影響,治療についてまとめた。双極症の幻覚は,混合状態で最も多く生じ,次に躁状態,そして抑うつ状態であった。統合失調症と比較して,双極症は幻視が多く,幻聴が少なかった。統合失調症の幻覚よりも器質性精神障害の幻覚に似ているという意見もあった。治療に関しては,幻覚を有する双極症に特化した研究は見当たらないが,精神病症状を伴う躁病エピソードでは気分安定薬や抗精神病薬を併用し,精神病症状を伴う抑うつエピソードでは気分安定薬,抗うつ薬,抗精神病薬を併用することになろう。電気けいれん療法も最終的な選択肢であるが,効果が持続しないことや認知機能に対する影響が懸念される。

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Hallucinations in bipolar disorder and their treatment
寺尾 岳
大分大学医学部精神神経医学講座