臨床精神医学第53巻第11号

矯正施設長の通報により栃木県立岡本台病院に措置入院した症例の特徴・入院経過・転帰

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  • 島田 達洋(栃木県精神保健福祉センター)
  • 発行日:2024年11月28日
  • 〈抄録〉
    2012年からの6年間に矯正施設長通報により栃木県立岡本台病院に措置入院した26例について調査した。男性19例,女性7例,平均年齢44歳だった。ICD-10分類ではF2:50%,F1:29%,F6:6%,F7:4%,F0:2%で,重診断が73%だった。違法薬物の乱用15例,発病前の素行不良16例,中卒19例,暴力犯32%,財産犯29%,薬物犯20%で,前科前歴23例,服役中に精神症状と問題行動を認めたものが16例だった。退院した症例の措置入院期間の中央値は110日で,2例が2,000日を超えて入院を続けていた。全例で隔離を要し,身体拘束を要した者が6例,電気けいれん療法を要した者が8例,新たに生活保護申請をした者が9例だった。観察期間内に予定帰住地に退院できたものは少数だった。このように,治療,リスク管理,ケースワークを濃厚に行う必要がある症例を一定の割合で認め,医療機関の負担は大きいものだった。

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詳細

Features, hospitalization progress and outcomes of 26 cases reported by the head of correctional institution and hospitalized ordered by the prefectural governor to Tochigi Prefectural Okamotodai Hospital in Japan
島田 達洋*1,2
*1栃木県精神保健福祉センター
*2地方独立行政法人栃木県立岡本台病院