臨床精神医学第53巻第11号

不眠症治療薬レンボレキサント(デエビゴ®)の創製

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  • 寺内 太朗(エーザイ株式会社)
  • 発行日:2024年11月28日
  • 〈抄録〉
    不眠症は,適切な睡眠環境が整っているにもかかわらず,夜間の不眠症状(入眠障害・中途覚醒・早期覚醒)のうち1つ以上が現れ,日中の苦痛や機能障害を引き起こす病的状態である。現代社会において頻繁にみられる疾患であり,慢性化するとQOLの低下や社会的損失が大きいため,早期の対策と適切な治療が重要である。睡眠・覚醒は,脳内睡眠経路と覚醒経路のオン・オフによって調節されており,就寝時間における覚醒経路の過剰活性化が不眠症の主原因として示唆されている。したがって,覚醒系のゲートキーパーであるオレキシン神経系を抑制することは,不眠症治療に有効と考えられる。レンボレキサントは不眠症治療薬として開発されたオレキシン1/2受容体デュアルアンタゴニストであり,臨床試験で有効性と安全性が確認された。現在,日本,米国,アジア等の15か国以上で承認されている。

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Development of lemborexant (Dayvigo®) for the treatment of insomnia
寺内 太朗
エーザイ株式会社DHBLプロテインインテグリティー&ホメオスタシスドメイン