臨床精神医学第51巻第7号

統合失調症とスポーツ

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  • 青木 秀晃(サクセスケア)
  • 発行日:2022年07月28日
  • 〈抄録〉
    統合失調症患者に対して,スポーツは「運動療法」,「レクリエーション」という2つの側面を有する。前者としては,認知機能改善や,精神症状,身体合併症,薬物による副作用の緩和等の効果を期されて施行され,それらを裏付ける研究も進んでいる。後者としては気晴らしの役割を果たすほか,近年における精神障害者スポーツの普及拡大によって患者の社会参加に寄与していることが特筆される。統合失調症患者をスポーツに参加させる際には,内科的・外科的合併症の現病歴,使用している薬物等によって生じ得る問題等を勘案し「リスクの高い種目への参加を避けさせる」等の配慮を行う必要がある。なお新型コロナウイルス感染症が蔓延する中でも,制約は多いものの入院・外来患者がスポーツを行うことは可能である。コロナ禍で実施可能なスポーツの例としては体操等があげられる。

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Schizophrenia and sports
青木 秀晃
サクセスケア