臨床精神医学第51巻第7号

女性アスリートにおける精神障害(摂食障害)

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  • 北原 亜加利(獨協医科大学)
  • 発行日:2022年07月28日
  • 〈抄録〉
    摂食障害はかつて女性アスリートの3主徴(female athlete triad:FAT)に含まれていたが,現在は摂食障害の診断の有無にかかわらずlow energy availabilityの状態をもって注意喚起や対応が行われている。しかしながら,利用可能なエネルギー摂取をすることにさまざまなレベルでの摂食の問題が生じており,摂食障害は依然として女性アスリートの健康上の重大問題の一つである。また摂食障害特有の心理は,アスリートの心理特性と近似することや,生物学的要因(ドパミン報酬系),「減量」を行う競技界の特殊な歴史や事情が摂食障害の発症と関連していることが示唆されている。予防や早期介入が求められており,女性アスリートを取り巻く多様な環境に応じたサポートが求められる。

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Mental disorders in female athletes (eating disorders)
北原 亜加利*1,2,3
*1獨協医科大学精神神経医学講座
*2慶応義塾大学医学部スポーツ医学総合センター
*3筑波大学人間総合科学学術院人間総合科学研究群スポーツ医学学位プログラム