臨床精神医学第51巻第7号

精神疾患のリカバリーにおけるスポーツの役割と意義

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  • 岡村 武彦(新阿武山病院)
  • 発行日:2022年07月28日
  • 〈抄録〉
    スポーツの必要性,意義や価値を理解するために,スポーツ手段論とスポーツ目的論に分けて考える方法がある。スポーツを社会的に認められている他の価値と結びつけて位置付けるのがスポーツ手段論であり,主観的な体験に価値を認め,社会の中でのスポーツの自立的な存在や独自の文化的価値を認めるのがスポーツ目的論である。臨床的リカバリー,社会的リカバリーは,症状に対する効果やリハビリテーションとしての効果といったスポーツ手段論と関係づけられる。パーソナル・リカバリーは,スポーツを楽しむことで生活の質を高め豊かにするというスポーツ目的論の考え方と重なっており,目的論からリカバリーにおけるスポーツの役割や意義を理解することがより重要である。また,リカバリーにおけるスポーツの役割や意義は,個人的なものだけでなく医療者側や地域におけるものにまで広がることが期待される。

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The role and meaning of sports in recovery of mental disorders
岡村 武彦
特定医療法人大阪精神医学研究所新阿武山病院