臨床精神医学第51巻第7号

オーバートレーニング症候群:精神医学の視点から

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  • 山本 宏明(北里大学)
  • 発行日:2022年07月28日
  • 〈抄録〉
    オーバートレーニング症候群は,過重なトレーニングと回復の不足により長期間の競技パフォーマンス低下を生じる現象であり,スポーツ医学領域において研究が重ねられてきた。オーバートレーニング症候群の多くはうつ病と類似した症状を呈し,精神科医による治療が有効である。このため精神科医のかかわりが期待されているが,一方で,精神医学の領域においては十分に認識されていないのが現状である。本稿ではオーバートレーニング症候群の概要(概念,診断,症状,病態,疫学)を紹介した後,オーバートレーニング症候群とうつ病の関係に触れ,精神科医が対応する際のポイントを概説する。オーバートレーニング症候群への理解を通じて,スポーツと精神医学のつながりが深まることを期待している。

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Overtraining syndrome: a psychiatric perspective
山本 宏明*1,2
*1北里大学メディカルセンター精神科
*2北里大学医学部精神科学