臨床精神医学第50巻第1号

摂食障害治療における精神科と身体科との連携

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  • 野間 俊一(のまこころクリニック)
  • 発行日:2021年01月28日
  • 〈抄録〉
    摂食障害は精神面と身体面の両方にさまざまな症状を呈するため,精神科と身体科との連携が重要である。栄養治療の開始時には,リフィーディング・シンドロームの防止に対して内科と共同で取り組み,ガイドラインを柔軟に参照すべきである。栄養回復の過程では,栄養サポートチームの協力が望ましい。身体的急変時に対応する救急医が対応に戸惑うことのないよう,救急受診するリスクのある患者には,救急科宛の診療情報を作成し,病気の性質や入院治療の必要性についても記載しておくべきだろう。無月経治療については体重回復を待ってから行うことが望ましく,産婦人科との情報交換と方針の一本化が必要である。摂食障害患者の嘔吐に伴う酸蝕歯は大きな問題であり,歯科医宛に診療情報提供を行うのがよいだろう。複数の診療科が参加できるような摂食障害治療連携体制の構築が望まれる。

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Connection among psychiatric and physical departments in the treatment for eating disorders
野間 俊一
のまこころクリニック