臨床精神医学第48巻第6号

薬物問題を抱える家族に対する相談支援

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  • 近藤 あゆみ(国立精神・神経医療研究センター)
  • 発行日:2019年06月28日
  • 〈抄録〉
    薬物問題に巻き込まれて過酷な生活を送る家族に対する相談支援体制は長い間未整備の状況が続いてきたが,近年になってようやく精神保健福祉センターなどを中心に拡充がはかられつつある。また,2010年頃からわが国に紹介されるようになった欧米の家族支援アプローチCommunity Reinforcement and Family Training(CRAFT)の影響を受けて,家族支援の質も変化している。このような背景の中で,筆者らは2010年から「薬物依存症者をもつ家族を対象とした心理教育プログラム」の開発と普及の研究を行ってきたので,その内用を紹介するとともに,介入の効果評価研究の結果についても報告する。薬物問題に苦しむ家族に対する支援は様々な意味で意義深く重要であるが,短期間で十分な効果を期待することは難しいことから,継続的な支援を可能にする体制整備が求められる。

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Family support and psychoeducational group for drug abuse
近藤 あゆみ
国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター 精神保健研究所 薬物依存研究部