臨床精神医学第48巻第6号

連携型認知症疾患医療センターにおける認知症患者の家族への支援・心理教育

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  • 藤本 直規・他(藤本クリニック)
  • 発行日:2019年06月28日
  • 〈抄録〉
    認知症患者の家族への支援・心理教育は,①認知症についての知識情報を共有すること,②疾患別,病期別の生活障害に対する日常的対処能力を身につけること,③仲間や支援者の存在による心理社会的サポートを目的とするが,構造化された心理教育は,認知症の人に対する心理教育と同時に,診断直後の軽度期に,時間をかけて行う。しかし,医療機関には診断のためにだけ受診するわけではなく,進行期に生活障害に困っての受診, BPSDの治療のための受診,家族関係に対するアドバイスを求めての受診など,あらゆる病期に,様々な理由での受診がある。本人と家族,支援職がフラットな関係で,病気や症状について学び,より良い生活に向けて知恵を出し合う“場”は,家族会,連絡ノート,ファックス通信などのように,多様なニーズに答えるオーダーメイドの心理教育が必要である。そして,何より大切なのは,支援者は,認知症の人本人と向き合うことで,今後は,家族への心理教育と並行して行われる,本人への心理教育も重要である。

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詳細

Support, psychoeducation to the family of patients with dementia in the cooperation type dementia disease medical center
藤本 直規 奥村 典子 佐治 千恵子 大島 享子
医療法人藤本クリニック/連携型認知症疾患医療センター