臨床精神医学第48巻第6号

摂食障害の家族への支援─家族心理教育(家族教室)とピアサポーターと協働したサポートグループ─

電子書籍のみ

  • 望月 洋介・他(浜松医科大学)
  • 発行日:2019年06月28日
  • 〈抄録〉
    摂食障害患者の家族は苦悩を抱えることが多く,疲弊して不安定になりやすい。かつては家族を摂食障害の「原因」としてとらえていた時代もあったが,現在では「支援者」としてとらえ,治療者や患者とともに摂食障害を治療していくという姿勢を育んでいくことが重要とされる。本稿では,浜松医科大学医学部附属病院精神科神経科で実践している家族心理教育グループ(家族教室)について,その構造と内容を示した。加えて,当院で養成した神経性やせ症のピアサポーターと協働した新たな家族支援としての,リフレクティングを応用したサポートグループを紹介した。摂食障害の家族支援・家族心理教育にも,他の精神疾患と同様に家族のエンパワメントが不可欠である。そこで,家族教室やサポートグループを通じて,家族がエンパワメントされ,患者にとって一番身近で継続的な「支援者」になっていけるための示唆をいくつか述べた。

電子書籍のご購入

1,324円(税込)

決済方法:クレジットカード
ご購入には会員登録が必要です
電子書籍の返品はできません

カートに入れる

デモ版ご確認のお願い

初めて電子書籍をご購入される際は、事前にデモ版をご覧いただき、ご利用される環境での動作確認を行ってください。

デモ版を見る

電子書籍の閲覧にはインターネットに接続された環境が必要です。オフラインではご利用いただけません。

電子書籍の動作環境

お気に入り登録にはログインが必要

詳細

Some methods of support for family of patients with eating disorder; Group psychoeducation and support group in collaboration with peer supporters
望月 洋介 竹林 淳和
浜松医科大学医学部附属病院精神科神経科