肝胆膵第81巻第4号

進行肝細胞癌に対するニボルマブ第Ⅲ相試験(CheckMate 459試験)のupdate results

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  • 小川 浩司,他(北海道大学)
  • 発行日:2020年10月28日
  • 〈要旨〉
    CheckMate459試験は,進行肝細胞癌に対するニボルマブの有効性および安全性を検証するために,ソラフェニブと治療成績を比較した第Ⅲ相試験である.日本を含む21か国で743例が登録された.主要評価項目の全生存期間は,ニボルマブ群が16.4か月,ソラフェニブ群が14.7か月で,ニボルマブはソラフェニブに対して優越性を示すことができなかった.試験としてはネガティブであったが,ニボルマブはソラフェニブと同等の治療効果を示し,奏効率はニボルマブ群が15%,ソラフェニブ群が7%とニボルマブ群の方が高かった.さらに安全性,QOL,肝機能の推移もソラフェニブに比して良好な結果であり,今後の併用療法の開発が期待される.

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詳細

Update results of phase 3 study of nivolumab in patients with advanced hepatocellular carcinoma (CheckMate 459 trial)
小川 浩司 中井 正人 荘 拓也 須田 剛生 森川 賢一 坂本 直哉
北海道大学病院消化器内科