肝胆膵第80巻第5号

C型肝炎ウイルス駆除後の肝発癌と肝細胞癌の再発

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  • 鳥村 拓司,他(久留米大学)
  • 発行日:2020年05月28日
  • 〈要旨〉
    Direct-acting antivirals(DAAs)でC型肝炎ウイルスを駆除した症例の1,2,3年の累積発癌率は1.3%,2.9%,4.9%であったが,肝硬変症例では,より発癌率が高かった.肝発癌の危険因子は男性,高齢,FIB-4 index高値,γ-GTP高値であった.肝細胞癌根治術後にDAAsでSVRとなった症例の1,2,3年の累積再発率は27.1%,43.4%,50.8%と高率であった.肝癌再発の危険因子は,DAAs導入前のAFP高値,DAAs導入前の肝癌根治術の回数が多いことであった.肝癌既往症例はもとより,線維化進展例,高齢,男性の症例ではSVR後も厳重な経過観察が必要である.

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Influence of hepatitis C virus eradication by direct-acting antivirals on hepatocarcinogenesis and tumor recurrence
鳥村 拓司 中野 聖士 井出 達也 古賀 浩 
久留米大学医学部内科学講座消化器内科部門