肝胆膵第77巻第4号

高齢化社会におけるサルコペニアと慢性疾患

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  • 秋下 雅弘(東京大学)
  • 発行日:2018年10月28日
  • 〈要旨〉
    生活習慣病や臓器不全などの慢性疾患,とりわけ栄養の摂取・吸収に関わる消化器病はサルコペニアの危険因子である.したがって,これらの疾患へ積極的に介入することは,サルコペニアの予防につながると考えて,元気な中高年者に対しては推奨するべきであろう.一方で,多剤に伴うポリファーマシーはサルコペニアの発生リスクを高めるため,回避する工夫が必要である.多病で生活機能にも問題を抱える高齢者を対象とした介入試験のエビデンスは乏しく,厳格な管理を推し進めるのか,一歩引いてケア重視の方針とするのか,判断に悩む局面が多い.個々に益と害のバランスを推し量り,包括的判断を下すことが求められる.

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Sarcopenia and management of chronic diseases in aging societies
秋下 雅弘
東京大学大学院医学系研究科加齢医学