臨床精神医学第47巻第2号

研究報告 緩徐不活性型電位依存性Sodium Channel Blockerラコサミド(LCM)95例の使用経験

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  • 藤本 礼尚・他(聖隷浜松病院)
  • 発行日:2018年02月28日
  • 〈抄録〉
    【目的】ラコサミドは2016年に製造販売が承認された電位依存性ナトリウムチャネルの緩徐な不活性化を選択的に促進する抗てんかん薬である。ラコサミド(LCM)に注目しAdd-on時のてんかん発作抑制効果/併用薬/副作用/継続率を評価する。【方法】LCMの処方を受けた95 例。女性:男性35:60(14〜 77 歳,平均年齢37.4 歳)。LCM 100 mg/日を投与後,200〜400 mg/日まで増量維持。【結果】発作消失率34.7%,50%以上レスポンダー率27.4%で副作用発現率は36%でめまい19%,眠気4%が主であった。【結語】LCMの発作抑制効果は高く副作用発現も低く忍容性も高い薬剤といえた。多数のAEDの中で薬剤を適切に選択する際,薬物代謝,薬物動態の側面から考えるアプローチが大切である。

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詳細

Slow inactivation voltage-gated sodium channel blocker ; Experience of 95 cases of lacosamide (LCM) usage
藤本 礼尚 増田 洋亮 岡西 徹 佐藤 慶史郎 金井 創太郎 榎 日出夫
聖隷浜松病院てんかんセンター