臨床精神医学第47巻第2号

グローバリゼーションと社会的ひきこもり-ひきこもりは現代社会結合症候群か?-

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  • 加藤 隆弘(九州大学)
  • 発行日:2018年02月28日
  • 〈抄録〉
    従来,「社会的ひきこもり(以下,ひきこもり)」は日本社会にユニークな現象と思われていたが,最近では国外でも「ひきこもり」現象が盛んにメディアなどで取り上げられ,「ひきこもり」に類する症例がさまざまな国で報告されている。日本社会における文化結合症候群的位置づけで論じられてきた「ひきこもり」であるが,世界中に拡散しており,筆者は「現代社会結合症候群」といってもよいのではないかと最近では考えている。本稿では,筆者らの国際共同研究などにより明らかになってきた国内外での「ひきこもり」の実態と,「ひきこもり」のグローバル化に寄与する因子を仮説として紹介する。

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Globalization and Hikikomori: Is Hikikomori a modern society-bound syndrome?
加藤 隆弘1,2)
1)九州大学病院精神科神経科
2)九州大学 大学院医学研究院精神病態医学