臨床精神医学第47巻第1号

個人情報保護法と精神科医療

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  • 柑本 美和(東海大学)
  • 発行日:2018年01月28日
  • 〈抄録〉
    個人情報保護法が施行されて以降,精神科医療における情報のやり取りについては,従来,問題となっていた秘密の保護に加え,個人情報保護の観点からの配慮も必要となってきている。本稿では,秘密と個人情報との関係,秘密漏示罪と個人情報の第三者提供との関係について,2017年に施行された改正個人情報保護法をふまえた考察を行い,精神科の病歴などを含む「要配慮個人情報」については手厚い保護措置が必要である一方,患者へのよりよい医療提供のため(その中には,医学研究も当然含まれうる)という社会的に合理性のある理由の下での個人情報の扱い方については,再検討が必要ではないかとの指摘を行った。

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Act on the protection of personal information and psychiatric treatment
柑本 美和
東海大学法学部