臨床精神医学第53巻第10号
児童精神科病棟の運営
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- 長沢 崇(東京都立小児総合医療センター)
- 発行日:2024年10月28日
- 〈抄録〉
児童精神科を受診する患者のうち一部は行動の問題や精神症状のために集中的な入院治療が必要となり,児童精神科病棟では児童思春期の患者に対する専門的な入院治療が行われている。子どもの自殺や摂食障害の増加,そして児童虐待の増加など,児童精神科医療のニーズが年々高まる中で,児童精神科病棟は全国的に増加傾向にあるが,より増加している需要を十分に充足することはできていない。そして,児童精神科病棟といっても属性や特徴,対象疾患などは異なり,多様である。児童精神科病棟の全国的な現状を概説し,東京都立小児総合医療センターの現状もふまえて,児童精神科病棟の課題と展望について,1.病床の運用・調整,2.入院受け入れと「需給バランス」,3.退院調整と「社会的入院」,4.多職種に対する教育・研修,に分けて述べた。そして医療経済的観点から,児童精神科病棟の運営について考察した。
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Management of child psychiatric wards
長沢 崇
地方独立行政法人東京都立病院機構東京都立小児総合医療センター児童・思春期精神科