臨床精神医学第53巻第10号
知っておきたい精神科入院に関わる診療報酬UpDate
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- 加藤 温(国立国際医療研究センター)
- 発行日:2024年10月28日
- 〈抄録〉
診療報酬は医療機関の収益に直結するとともに,国の医療政策の方向性を示すものでもある。近年の診療報酬改定では,急性期医療や地域連携が評価される傾向にある。2024年度改定では,急性期充実体制加算が見直され,精神科充実体制加算に加えて,小児・周産期・精神科充実体制加算が新設された。地域連携に関しては,精神科地域包括ケア病棟入院料や精神科入退院支援加算が新設された。精神病床の入院基本料は一般病床と比較して低く設定されているため,収益を確保するには10対1入院基本料や特定入院料に加えて,精神科急性期医師配置加算を取得する方法があるが,これでも十分ではない。一般病院においては精神科の活動が病院全体の診療水準の向上にどのくらい寄与しているかという観点から評価を求めたい。今後の診療報酬を考えるうえでは,精神科医療機関が入院と外来の両面で,地域のニーズに応じてどのような役割を果たせるかという視点が重要である。
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Essential updates on medical fees for psychiatric inpatient care
加藤 温
国立国際医療研究センター病院精神科〔