臨床精神医学第51巻第1号

前頭側頭型認知症と軽犯罪

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  • 品川 俊一郎(東京慈恵会医科大学)
  • 発行日:2022年01月28日
  • 〈抄録〉
    前頭側頭型認知症ではアルツハイマー病などほかの認知症に比べ,軽犯罪がより多く出現するとされる。これらは前頭葉の損傷に伴ってくる社会行動の変容の一部と考えられ,近年ではメディアに注目されることも多い。筆者らの調査においても,前頭側頭型認知症ではアルツハイマー病に比べて初診以前の触法・違反行為の割合が高く,なかでも窃盗や迷惑行為,交通違反などが多かった。前頭側頭型認知症は過剰診断も過小診断も多いため,まずは正確に診断をすることが求められる。司法関係者にもこの疾患の特徴を啓発していく必要がある。

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Misdemeanor among subjects with frontotemporal dementia
品川 俊一郎
東京慈恵会医科大学精神医学講座