臨床精神医学第51巻第1号

高齢社会と法

電子書籍のみ

  • 西山 健治郎(二番町法律事務所)
  • 発行日:2022年01月28日
  • 〈抄録〉
    戦後,平均寿命の延伸とともに高齢者の経済的基盤の確保および医療・介護・福祉の財源確保を図るべく法律が整備されてきた。老後資金については高年齢者雇用安定法で高年齢者の雇用が確保され,公的年金の受給年齢引き上げに対しては企業年金・個人年金の充実が図られた。医療については世代間不公平を解消すべく高齢者医療制度が創設され,介護についてはサービス提供者間で競争原理が働きかつ利用者みずからサービスを選択・利用できる制度となった。他方で高齢者の犯罪被害割合は増加しており,消費者生活相談件数も高水準である。近年,高齢者虐待も問題視されており高齢者虐待防止法が制定された。高齢者の犯罪件数も窃盗を中心に高い水準を維持している。多発する高齢者運転の自動車事故に対しては道路交通法が定期的に改正されている。これらから高齢者の諸権利を保護するために,行為能力・意思能力制度,刑事責任能力,訴訟能力等の法整備がされている。

電子書籍のご購入

1,324円(税込)

決済方法:クレジットカード
ご購入には会員登録が必要です
電子書籍の返品はできません

カートに入れる

デモ版ご確認のお願い

初めて電子書籍をご購入される際は、事前にデモ版をご覧いただき、ご利用される環境での動作確認を行ってください。

デモ版を見る

電子書籍の閲覧にはインターネットに接続された環境が必要です。オフラインではご利用いただけません。

電子書籍の動作環境

お気に入り登録にはログインが必要

詳細

Aging population and law
西山 健治郎
二番町法律事務所