臨床精神医学第50巻第4号

てんかんにおける精神症状─ペランパネルの副作用マネジメントを含めて─

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  • 兼本 浩祐・他(愛知医科大学)
  • 発行日:2021年04月28日
  • 〈抄録〉
    近年,数多くの新しい抗てんかん薬が登場し,発作の抑制だけでなく,個々の患者の病態に応じた治療など,治療選択肢の大きな拡大に伴い,患者の病態の的確な把握とこれに合った適切な治療方法の選択が重要なポイントになってきた。また,治療法の進歩により有効性が得られる患者の比率が高まる一方で,抗てんかん薬投与に伴い,いらいらや攻撃性,抑うつなどの精神症状がかなりの頻度で出現することが知られている。これらの精神症状が薬剤の副作用によるものか,疾患そのものに起因するものかの鑑別は難しい。そこで本稿では,てんかんに付随する精神症状およびてんかん治療に伴って認められる精神症状について概説し,次に新規抗てんかん薬であるペランパネルにより発現する精神症状の特徴と,これらの精神症状の発現を回避するための管理方法として,投与タイミングに応じたマネジメントや精神症状を評価するためのスケールについて症例を交えて概説した。

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Psychiatric symptoms in epilepsy: with special attention to management of psychiatric adversary effects of perampanel
兼本 浩祐 郷治 洋子
愛知医科大学精神科学講座