臨床精神医学第50巻第4号

ADHDとASD の併存をどう考え,どう支援するか?

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  • 樋端 佑樹(かとうメンタルクリニック)
  • 発行日:2021年04月28日
  • 〈抄録〉
    ADHDとASDの疾患概念は別々に発展してきた。これらの症状の併存は以前より知られていたが,以前の診断基準では,ASD(PDD)の診断が優先され併記は認められなかった。しかしADHDとASDには共通する生物学的基盤も想定されており,DSM-5(2013)で診断の併記が認められてからは併存に関する研究も急増している。併存例では症状はさまざまな程度で重複し,また成長とともに変化し,複雑な様相を呈する。また不適応行動や他の精神科合併症をきたしやすい。治療や介入に関する研究はまだ少なく,治療や支援はオーダーメイドにならざるを得ない。ADHD症状に対する薬物治療に加え,心理教育や,環境調整,生活上の工夫が求められる。

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ADHD and ASD often coincide. How should we assess and support them ?
樋端 佑樹*1,2
*1かとうメンタルクリニック
*2信州大学子どものこころの発達医学教室