臨床精神医学第50巻第3号

リエゾン精神医学における内分泌疾患

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  • 菅原 裕子(関西労災病院)
  • 発行日:2021年03月28日
  • 〈抄録〉
    内分泌器官はホルモンを分泌することで,血液を介して各組織や器官と相互作用する。内分泌疾患は,脳器質因以外の身体要因による症状性精神障害として,多様な精神症状を呈することが知られている。1940年代にはBleulerによって,内分泌疾患の慢性期の精神症状は感情と意欲の障害を中心とした特定の症状群として,内分泌精神症候群という概念が提唱されており,内分泌機能の異常と精神症状は密接に関連していることが示唆される。内分泌疾患において,診断と治療の遅れにより脳に不可逆性の変化が生じることを防ぐためには,急性発症の精神症状の場合のみならず,慢性に経過する治療抵抗性の精神症状においても,常に内分泌疾患の鑑別を念頭におくことが重要である。

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Endocrine disease
菅原 裕子
関西労災病院精神科