臨床精神医学第50巻第3号

周産期メンタルヘルスにおける精神科医の役割

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  • 久保田 智香(国立精神・神経医療研究センター)
  • 発行日:2021年03月28日
  • 〈抄録〉
    周産期メンタルヘルスケアにおいては,切れ目のない支援を,産科・精神科をはじめ多職種で連携して行うことの重要性が叫ばれている。しかし,地域,勤務する施設,これまでの職種間の関係性によっても取り組めることが大きく異なる。本稿は,どのようなかたちで周産期におけるコンサルテーション・リエゾンに関与しても柔軟に対応できるようになることを目指して作成した。第一に,妊娠から出産までの流れを理解して関われるように時期に合わせた関わり方を紹介した。第二に,多職種から意見を最も求められるポイントとなる①精神科入院の判断基準,②自殺リスクの評価,③虐待リスクの評価,④育児に関する評価について述べた。最後に,周産期における精神療法的アプローチおよび薬物療法の留意点を概説した。本稿が,周産期メンタルヘルスケアにおいて精神科医が求められる役割を果たすことの一助となることを期待する。

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The role of a psychiatrist in perinatal mental health
久保田 智香
国立精神・神経医療研究センター病院