肝胆膵第84巻第5号

薬物療法後のconversion(TACE,Ablation)-LEN-TACEとABC conversion therapy -

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  • 工藤 正俊,他(近畿大学)
  • 発行日:2022年05月28日
  • 〈要旨〉
    現在,切除不能肝細胞癌においてcurative conversionを狙える薬剤としてはレンバチニブとアテゾリズマブ+ベバシズマブ併用療法の2つが存在する.レンバチニブ先行TACEでは血流低下および血管のnormalizationによってdrug deliveryが高まり,根治的TACEが可能となり,結果としてcomplete response(CR)を得られる.実際,TACTICS-L試験ではTACE後4週間目のCR率が50%を超え,best responseにおけるCR率も66%と極めて高いことが示された.一方,アテゾリズマブ+ベバシズマブ併用療法は腫瘍縮小効果が主であり,腫瘍縮小が得られれば,切除に加え,ablation やcurative TACEが可能になる症例も20~30%程度存在する(ABC conversion療法).また,stable disease(SD)やslow progressive disease(slow PD)であってもTACEを間に挟むsandwich療法によってCRを得られる症例もある(ABC-TACE sandwich療法).症例によってはTACE直近の免疫治療時にはベバシズマブを1 回skip し,アテゾリズマブの単独投与のみで,翌日からレンバチニブを20日間投与してからTACEを施行する(ABC LEN-TACE sandwich療法)などもcancer free,drug freeに持ち込むうえで極めて有効な治療手技である.

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詳細

Curative conversion therapy after systemic therapy for hepatocellular carcinoma
工藤 正俊*1 土谷 薫*2 中村 典明*3
*1近畿大学医学部消化器内科
*2武蔵野赤十字病院消化器科
*3秀和総合病院外科