肝胆膵第84巻第2号

膵癌に対する化学療法の進歩

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  • 廣田 玲,他(杏林大学)
  • 発行日:2022年02月28日
  • 〈要旨〉
    膵癌に対する治療として,切除例ではゲムシタビン+S-1併用の術前補助療法と切除後のS-1術後補助療法が標準治療として行われている.遠隔転移例に対する標準治療は化学療法であり,フルオロウラシル/レボホリナート/イリノテカン/オキサリプラチン併用療法(FOLFIRINOX)とゲムシタビン+ナブパクリタキセル併用療法(GnP)が第一選択として用いられている.さらに,ゲムシタビンベースの後療法として,リポソーマルイリノテカン+フルオロウラシル+レボホリナート併用療法(nal-IRI/FL)が新たな治療法として導入された.がんゲノムに基づいた治療としては,生殖細胞系列BRCA1/2遣伝子変異例において,プラチナ系抗悪性腫瘍薬後の維持療法としてオラパリブが適応となった.膵癌の化学療法では,さまざまな病態に合わせた適切な薬物選択が重要となり,治療選択肢も増えてきている.

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Advances in chemotherapy for pancreatic cancer
廣田 玲 林 雅人 西岡 真理子 前園 知宏 河合 桐男 水谷 友紀 長島 文夫 古瀬 純司
杏林大学医学部腫瘍内科学