Bone Joint Nerve通巻第23号第6巻第4号
運動器慢性疼痛の疫学調査
電子書籍のみ
- 藤田 順之ほか(慶應義塾大学)
- 発行日:2016年10月01日
- 〈抄録〉
本疫学調査から,慢性疼痛有症者の約20%に神経障害性疼痛の関与が疑われ,神経障害性疼痛の関与が高いほど,VAS が有意に高いことや,治療期間の変更回数が増加することが明らかとなった.また,不安が強いほどVAS が高く,抑うつが強いほど疼痛の持続期間が長いことが明らかになり,筋骨格系の慢性疼痛有症者に対しては,各スコアを用いて神経障害性疼痛や心因性疼痛の関与を明らかにすることが重要であると考えられた.
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Epidemiological study of chronic musculoskeletal pain
藤田 順之 中村 雅也
慶應義塾大学医学部整形外科学教室