肝胆膵第81巻第3号

門脈血栓症の病理

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  • 全 陽(King’s College Hospital)
  • 発行日:2020年09月28日
  • 〈要旨〉
    門脈血栓症は肝内もしくは肝外門脈の閉塞・狭窄をきたす病態を包括する疾患名だが,外科的切除されることが少ないため,その病理学的特徴は十分に解析されていなかった.肝移植症例にみられた門脈血栓症の特徴を解析すると,全例で内膜の線維性肥厚がみられ,約30%の症例で新鮮なフィブリン血栓を合併していた.画像的に血栓形成を指摘されていなかった症例でも結節状の内膜の線維性肥厚がみられた.これまで新鮮血栓が基質化して線維性血栓となると理解されていたが,内膜の線維性肥厚肝外門脈血栓症,特発性門脈圧亢進症,バッド・キアリ症候群に併発する門脈血栓症についても簡単に触れる.

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Pathology of porta vein thrombosis
全 陽
Institute of Liver Studies, King’s College Hospital