Bone Joint Nerve通巻第40号第11巻第1号

エビデンスに基づいた薬剤関連顎骨壊死の治療と予防

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  • 梅田 正博(長崎大学)
  • 発行日:2021年01月01日
  • 〈抄録〉
    薬剤関連顎骨壊死(MRONJ)の治療と予防法は確立していない.筆者らはさまざまな多施設共同研究を実施し,以下の結果について報告してきた.①MRONJの第一選択治療は外科治療である.②切除範囲はCTにおける骨融解部を基準に設定するが,間隙型不規則骨膜反応も切除範囲に含めることが望ましい.③MRONJに対して手術を行う際には骨吸収抑制薬を休薬する必要はない.④抜歯を避けることはMRONJ発症予防にはつながらず,感染源になり得る歯は早期の抜歯が推奨される.⑤抜歯前に骨吸収抑制薬を休薬する必要はない.⑥MRONJを発症させないような抜歯方法の確立が望まれる.ポジションペーパーではMRONJの治療のゴールは症状の緩和とされているが,適切な治療を行うことにより大部分の症例では完治が見込める.今後さらにエビデンスレベルの高い臨床研究を行いMRONJの治療法や予防法の確立を目指したい.

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Evidence-based treatment and prevention of medication-related osteonecrosis of the jaw
梅田 正博
長崎大学大学院医歯薬学総合研究科口腔腫瘍治療学分野