肝胆膵第78巻第5号

再発膵癌に対する残膵切除

電子書籍のみ

  • 高野 重紹,他(千葉大学)
  • 発行日:2019年05月28日
  • 〈要旨〉
    膵癌術後の再発率は高いが,膵癌治療の進歩により再発後の長期生存例も散見される.特に残膵再発では適切な選択により,残膵切除(repeat pancreatectomy)が行われ良好な成績が報告されはじめた.再発膵癌に対する残膵切除28例における術式の違いについて検討すると,PDはDPと比べ,手術時間,出血量,術後在院日数そして門脈合併切除が有意に多かった.臨床病理学的因子のなかから再発危険因子および予後規定因子を解析すると,単変量解析で門脈合併切除が有意差をもって再発および予後不良因子として抽出された.今後,症例集積や生物学的手法での解析により,手術適応を決める新たな因子が同定されることが期待される.

電子書籍のご購入

1,324円(税込)

決済方法:クレジットカード
ご購入には会員登録が必要です
電子書籍の返品はできません

カートに入れる

デモ版ご確認のお願い

初めて電子書籍をご購入される際は、事前にデモ版をご覧いただき、ご利用される環境での動作確認を行ってください。

デモ版を見る

電子書籍の閲覧にはインターネットに接続された環境が必要です。オフラインではご利用いただけません。

電子書籍の動作環境

お気に入り登録にはログインが必要

詳細

Repeat pancreatectomy for remnant pancreatic cancer
高野 重紹*1 吉富 秀幸*1  賀川 真吾*1 古川 勝規*1 高屋敷 吏*1  久保木 知*1 加藤 厚*2 宮崎 勝*1,2 大塚 将之*1
*1千葉大学大学院医学研究院臓器制御外科学 *2国際医療福祉大学三田病院