臨床精神医学第48巻第1号

精神症状を伴う神経変性疾患

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  • 中村 雅之・他(鹿児島大学)
  • 発行日:2019年01月28日
  • 〈抄録〉
    中枢神経系が障害される神経変性疾患の多くは器質性精神障害として精神症状を生じ得る。神経変性疾患の中でも特に前頭葉もしくは大脳基底核に変性が及ぶ疾患が精神症状を高率に伴う。レビー小体型認知症,パーキンソン病,前頭側頭型認知症に伴う精神障害については他頁に委ね,ここでは比較的精神症状を頻繁に呈するそのほかの神経変性疾患について概説する。稀な疾患が多いが,病初期から精神症状を呈するため精神科臨床に関わるものも多い。特徴的な精神神経症状や画像所見を呈するものもあり,予後予測や指定難病申請を含めた医療福祉的な観点からも早期の鑑別が望ましい。ほとんどの疾患は進行性で予後不良であり,現在までに根治療法はなく,精神症状に対しては対症療法を行う。

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Neurodegenerative diseases that frequently present psychiatric symptoms
中村 雅之 佐野 輝
鹿児島大学大学院医歯学総合研究科精神機能病学分野