肝胆膵第86巻第1号

肝内結石に対する外科的治療

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  • 鈴木 裕,他(杏林大学)
  • 発行日:2023年01月28日
  • 〈要旨〉
    現在,肝内結石の治療の中心となっている経口的内視鏡治療などの非手術的治療は肝切除術よりも結石遺残や再発が多い.ガイドラインでは低侵襲な非手術的治療が第一選択として行われているが,肝切除術を含む外科的治療は肝内胆管癌合併例や肝萎縮例,非手術的治療不成功例に対して推奨および提案されている.肝切除術に際しては,結石再発や胆管炎の原因になり得る胆道狭窄や胆道拡張を含む系統的肝切除術が必要である.片葉に限局するのであれば肝切除術のよい適応であるが,両葉に多発する場合は,胆管炎や肝萎縮の責任病変となり得る区域に対して肝切除術を行い,ほかの病変に対しては非手術的治療が推奨される.肝内結石は多彩な病態を呈するため,さまざまな治療モダリティを組み合わせて治療方針を組み立てる必要がある.

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Surgical treatment for hepatolithiasis
鈴木 裕*1,2 森 俊幸*3  船越 早織*1,2 山﨑 彩*1,2 蓮井 宣宏*1,2 川口 翔平*1,2 百瀬 博一*1,2 松木 亮太*1,2 小暮 正晴*1,2 阿部 展次*2 須並 英二*2  阪本 良弘*1,2
*1杏林大学医学部付属病院肝胆膵外科
*2杏林大学医学部消化器・一般外科
*3佼成病院外科