肝胆膵第86巻第1号
肝内結石の診断をどのように進め,どのように治療方針を立てるか
電子書籍のみ

- 植木 敏晴,他(福岡大学筑紫病院)
- 発行日:2023年01月28日
- 〈要旨〉
肝内結石は,肝内胆管内の結石と定義されている.肝内結石の診断には,肝内結石を疑う症状,血液生化学検査や画像所見がある症例には,腹部超音波,CTやMRI/MRCPをスクリーニング検査として行う.結石の存在部位,胆管狭窄や拡張の有無や肝内胆管癌合併の有無を確認するため精密な画像検査を行い,さらに腫瘍マーカー(CEA,CA19-9)を測定する.肝内結石の治療では,肝切除術や総胆管切開術などの外科的治療,経皮経肝胆道鏡や経口胆道鏡下の内視鏡的治療,体外衝撃波結石破砕術などがある.原発性肝内結石と二次性肝内結石に分けて検討する.吻合部狭窄を評価し,肝内胆管癌の合併や肝萎縮の有無を確認する.肝内胆管癌合併例では胆管癌の治療を,肝萎縮例では肝切除術を選択する.肝内胆管癌や肝萎縮を認めない症例で,内科的治療困難例には外科的治療を選択する.
詳細
How to diagnose intrahepatic stones and how to plan treatment
植木 敏晴 丸尾 達 土居 雅宗 永山 林太郎 立川 勝子 平塚 裕晃 田中 利幸 後野 徹宏 江崎 薫 野間 栄次郎
福岡大学筑紫病院消化器内科